2010年03月18日

<鳩山首相>B型肝炎訴訟で政府一体対応を指示(毎日新聞)

 鳩山由紀夫首相は16日午前の閣議で、B型肝炎の患者が国に損害賠償を求めている「B型肝炎北海道訴訟」で、札幌地裁が12日に和解勧告をしたことに触れ「各省にまたがり、政府一体で取り組む必要性がある」として、仙谷由人国家戦略担当相を中心に政府対応をまとめるよう各閣僚に指示した。同訴訟では、集団予防接種で注射器が使い回されたことでウイルスに感染したとして国の責任が問われている。

 閣議に先立ち、首相や仙谷氏、菅直人副総理兼財務相、長妻昭厚生労働相ら関係6閣僚が国会内で訴訟に関して協議し、情報共有を図るとともに協調して対応することで合意した。【横田愛】

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2010年03月16日

男性の大腸がんリスク、マグネシウム摂取量高いほど低下傾向(医療介護CBニュース)

 厚生労働省の研究班はこのほど、「男性では、マグネシウム摂取量が高いほど大腸がんリスクは低くなる傾向が見られた」とする研究結果を発表した。

 今回発表されたのは、1995年に岩手県二戸、秋田県横手、茨城県水戸、新潟県長岡、長野県佐久、大阪府吹田、高知県中央東、長崎県上五島、沖縄県中部・宮古の10保健所管内に住んでいた45-74歳の男女約8万7000人を2005年まで追跡調査し、マグネシウム摂取量と大腸がんとの関連を調べた結果。11年の追跡期間中、対象者のうち1129人が大腸がんと診断された。

 研究班は、マグネシウム摂取量によって、5グループに分けて、最も少ないグループに比べ、その他のグループで大腸がんのリスクが何倍になるかを調べた。
 その結果、女性では、マグネシウム摂取量と大腸がんの発生リスクに関連は見られなかったが、男性では、摂取量が高いほど大腸がんリスクは低くなる傾向が見られた。また飲酒状況別、肥満度別に分けて関連を見ると、「飲酒習慣のある人」、また「BMI(体格指数)が25未満の比較的やせ気味の人」の方が、マグネシウムによる予防的効果がはっきりしている傾向が見られたという。

 研究班では、今回の結果を「積極的にマグネシウムを単独で摂る事を推奨するものではありません」とした上で、国際的な評価では、大腸がんと関連する食事要因について、食物繊維を含む食品、にんにく、牛乳、カルシウムが予防要因としてほぼ確実とされていると指摘。「予防的である可能性の高い食品について幅広くとることが望ましいといえるでしょう」とした。

 詳しくは、厚労省研究班による多目的コホート研究のホームページで。



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2010年03月12日

迫るトラック、友人が背中を押し 「自分を救ってくれたと思う」(産経新聞)

【法廷ライブ 秋葉原殺傷 第5回公判】(4)

 《秋葉原を訪れた際、加藤智大(ともひろ)被告(27)の運転するトラックにはねられた男性被害者Bさんへの証人尋問が続く。一緒にトラックにはねられた友人、川口隆裕さん=当時(19)=とAさんは後に死亡した。声を落として、はねられる直前から直後の状況を振り返るBさん。供述調書では、弁護側の不同意で読み上げられなかった部分を淡々と話していく。一方、加藤被告は硬い表情でうつむき、証言に耳を傾けていた》

  [フォト]カラオケボックスでカメラに収まる加藤被告

 検察官「トラックはどんな音を出していましたか」

 証人「カーブを速度を落とさずに曲がるような『キュルルルル』という音が聞こえました」

 検察官「どのくらい速度が出ていたように見えましたか」

 証人「50〜60キロほどだったように思います」

 検察官「ブレーキをかける様子はありましたか」

 証人「ありませんでした」

 検察官「そのとき、あなた方とトラックとの距離はどの程度でしたか」

 証人「5〜6メートルほどだったと思います。そのとき、Aさんか川口さんか分かりませんが、後ろにいた人が自分の背中を押しました。左肩の少し下だったと思います」

 検察官「今、考えてみて、なぜ背中を押されたと思いますか」

 証人「自分を助けてくれたような気がします…」

 検察官「危険を知らせてくれたと」

 証人「はい」

 《Bさんは淡々とした声で当時を振り返る。検察官は証言台のBさんの手元にある事件現場の地図に、トラックや歩いていた位置を書き入れるように促した。Bさんが赤いペンで印を付けると、法廷の大型モニターの地図にも映し出される》

 検察官「トラックが近づいてきて、どうなりましたか」

 証人「よけきれず右の腰のあたりに衝突しました」

 検察官「衝突の瞬間、何かを感じましたか」

 証人「殴られたような衝撃を腰のあたりに感じました。気付いたら交差点に倒れていました」

 検察官「横断歩道上で、進行方向の秋葉原寄りに倒れていたと」

 証人「はい」

 検察官「その後、どういう行動をとりましたか」

 証人「交差点を渡りきって歩道まで歩くと、知らない人が声をかけてくれました。Cさんも交差点からやってきて、同じように声をかけてくれました」

 検察官「Cさんは何と声をかけてくれましたか」

 証人「『大丈夫か?』と声をかけてくれました」

 検察官「その後は」

 証人「Cさんに『Aさんと川口君を探しに行こう』と言われましたが、自分は腰を打って歩けそうになかったので、Cさんに先に行ってもらいました」

 検察官「満足に歩ける状況ではなかったと」

 証人「はい」

 検察官「交差点はどういう状況でしたか」

 証人「かなりの人が集まってきていて、人だかりができていました」

 《加藤被告の表情に変化はない。背中を丸め、うつむいたままで証言に耳を傾けている》

 検察官「その後、何か変わったことは」

 証人「人だかりの方向から『刃物を持った男がいるから逃げろ』と声が聞こえて、皆一斉に逃げ出しました。人だかりがなくなり、安全が確保されたと思い、Cさんと合流して川口君とAさんを探しに行きました。人が遠くに、蜘蛛(くも)の子を散らすように必死に逃げていくのがみえました」

 検察官「川口さんとAさんはみつかりましたか」

 証人「はい」

 検察官「川口さんの様子は」

 証人「あおむけに倒れていました。瞳孔が開き、素人目に見ても危険な状態に感じました。あたりには血だまりができていました」

 検察官「Aさんはどういう状態でしたか」

 証人「うつぶせに倒れていました。救助に駆けつけてくれた人と一緒に、Aさんをあおむけにしました。川口君と同じように、(周辺に)血だまりができていました。Aさんは口から血を吐いて、かなり深刻な状況だと思いました」

 検察官「川口さん、Aさん以外に倒れている人はいましたか」

 証人「3人ほど倒れていました」

 《検察官は、倒れていた被害者の位置を図面上に記すように促した》

 検察官「あなたが記憶しているだけで川口さん、Aさんを含め5人倒れていたということですね」

 証人「はい」

 検察官「その後、どのような行動をとりましたか」

 証人「川口さんとAさんの間を行き来して、名前を呼んだりしました」

 検察官「必死に声をかけて励ましていたと?。どのようなお気持ちでしたか」

 証人「まだ自分の身に降りかかったことが信じられない。現実味を感じることができませんでした」

 検察官「救急車が到着するまで、記憶していることはありますか」

 証人「周囲の方が何人も駆け寄って、助けてくれました。川口君やAさん、周りに倒れていた人に応急処置をしていました」

 「川口さんに心臓マッサージをしている人がいましたが、他の方が『肋骨(ろっこつ)が折れている可能性がある』と言って、AEDを持ってきてくれました」

 検察官「Bさんも、最初は腰を打って歩けなかったのですよね」

 証人「はい。でも、そのときはもう痛みを忘れていました」

 検察官「足は引きずって歩いたのですね」

 証人「…はい」

 検察官「Aさんと川口さんが亡くなったのはどこで知りましたか」

 証人「自宅のテレビで知りました」

 検察官「どう感じましたか」

 証人「やはり、信じられないという思いで…。これは現実なのか、と思いました」=(5)に続く

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